【足関節捻挫を起こす原因とすぐにできる予防方法②】
前回のコラム(リンク:https://mirawell.net/2024-02-27/)
では、足関節の捻挫を引き起こす主な原因として関節の不安定性に焦点を当てた。今回は、その予防法をさらに掘り下げていく。
おさらいとして捻挫をしやすい人の特徴は以下になる
1,関節の不安定性
2,筋力、筋持久力の不足
3,柔軟性の不足
4,運動遂行技術(フォーム)の問題
5,過体重
6,足に合っていないシューズ
7,練習や試合のフェーズの問題
身体のどの筋肉や関節を動かす際も、その運動をスムーズに実行するためには、神経伝達が適切に行われることが不可欠。筋肉を収縮させる命令は、脳からの信号が神経を通じて筋肉へと伝達されることで成り立つ。
この精密な神経伝達システムによって、私たちは自在に身体を動かしている。
つまり、全ての運動は、神経系の協調された働きにより遂行される。
この際に自分の体の位置や動きを感じ取る感覚をプロプリオセプション(または位置覚・自己運動感覚)という。
この感覚は、筋肉、腱、関節の受容器からの情報に基づく。プロプリオセプションにより、私たちは目を閉じていても、自分の体の各部位がどこにあるか、どのように動いているかを知ることができる。
バランスを保つ能力や身体の調整能力は、このプロプリオセプションに大きく依存している。
このプロプリオセプションについては、下記動画にて根城先生が説明しているのでそちらを確認していただきたい。
(リンク:https://mirawell.net/product/nejyoyusuke-3/)
本日のエクササイズは、足関節の安定性を高めるエクササイズを前回よりもプログレッションしたものを紹介する。
これらのエクササイズを実践することで、足関節を保護し、捻挫のリスクを減少させることが期待できます。