昨今様々な分野に特化したトレーナーが出てきており、マタニティトレーナーと言われる 産前産後に限定したトレーナーも台頭してきている。
SNS の様々な動画を見比べると、同じようなエクササイズもあれば全く異なるエクササイ ズもある。
今回は産後の骨盤周りに限局して、骨盤周りを戻す上で必要なエクササイズを紹介する。
紹介する前に、産後の骨盤ベルトについてだが、絶対に使用していただきたい。 なぜなら、妊娠 4 週目〜産後数週間中にしか出ないリラキシンというホルモンにより、骨 盤周りの靭帯は緩んでしまうからだ。いわば、捻挫した状態に近いと言える。 捻挫をしたら固定をするのと同じように、出産したら骨盤ベルトを巻く。は最低限入れてお いてほしい。
さて、妊娠中・もしくは出産後に起きることと言えば、骨盤底筋の損傷・白線の離開(腹直 筋の離開)がある。 骨盤底筋のトレーニングを行うことで、尿漏れの改善を行えるだけでなく、骨盤内臓器を支 えられるようになり、腹腔内臓器も持ち上がる。その結果、妊産婦体型から回復ができる。 腹筋(腹直筋も含む)のトレーニングを入れることで、腰痛予防・猫背、肩こり予防、 また、反り腰→股関節内旋・反跳膝による産後の O 脚も防ぐ可能性を秘めている。 どちらも損傷後そのままにしておくと体型の歪みにつながってしまうため、確実にトレー ニングをしていくことをお勧めする。 産後に行っておきたいトレーニングは多く存在するが、今回はその中でも重要な三つを上 げる。
ただし、『損傷』を負っている状態になるため、下記運動は産後 3 ヶ月ほどおいてから行う ことを推奨する。
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