ポイント
・乳がん術後患者に対する構造化された運動プログラムは、上肢機能障害を有意に改善した。
・運動介入によって疼痛軽減や生活の質(QOL)の向上が認められた。
・運動療法によるリンパ浮腫リスクや重大な有害事象の増加は認められなかった。
・運動プログラムは比較的低コストで実施可能であり、費用対効果の高い術後リハビリ介入である可能性が示された。
はじめに
乳がん治療後には、肩関節可動域(ROM)の低下、筋力低下、疼痛、リンパ浮腫などの上肢機能障害が高頻度にみられる。
これらは日常生活動作やQOLに大きな影響を与えるとされる。
そのため、術後リハビリとして運動療法が広く用いられているが、
「どのタイミングで開始するべきか」「どのような運動が最も効果的か」「リンパ浮腫リスクを増加させないか」については明確な結論が得られていなかった。
本論文では、乳がん治療後の上肢機能障害に対する運動介入の有効性と安全性を評価することを目的とした。
この論文は2022年2月号のNIHR Journals LibraryのHealth Technology Assessmentに掲載された。REVIEWSに掲載された。
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