ポイント
・ケトルベルスイングは下半身強化、体幹の安定性、心肺機能の強化に効果的とされる全身トレーニングである。
・頭上までケトルベルを引き上げるオーバーヘッドケトルベルスイング(OKS)と、肩の高さまでケトルベルを引き上げるショルダーハイケトルベルスイング(SKS)に分かれる。
・これらのスイングは運動学的には類似しているものの、異なる運動力学的な要求が、特定の筋力やパワートレーニングに適したトレーニング手法の選択において重要な役割を果たす可能性があると示された。
はじめに
Gray Cookらはケトルベルの複数のスイング技術が、パフォーマンストレーニングにおいて類似した適応を引き起こすために相互に使えると提案し、OKSとSKSの運動学的及び運動力学的な分析を横断的コホート研究として行った。
この論文はJournal of Sports Science and Medicine (JSSM)に2017年に掲載された。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28593086/