ポイント
・中距離および長距離ランナーの走行パフォーマンスは、最大酸素摂取量(VO2max)、VO2maxにおける速度(vVO2max)、最大代謝安定状態(MMSS)、ランニング経済性、スプリント能力などの要因によって決まる。
・筋力トレーニングは持久力ランナーの走行パフォーマンス向上に効果的な戦略であることが証明されていますが、異なる筋力トレーニング方法が走行パフォーマンスの決定要因に与える影響は明確になっていない。
・本研究の目的は、中距離および長距離ランナーにおける筋力トレーニング方法(高負荷、サブマキシマル負荷、プライオメトリック、組み合わせ)のパフォーマンス(タイムトライアル、疲労限界までの時間)およびその決定要因(VO2max、vVO2max、MMSS、スプリント能力)に与える効果を比較することである。
はじめに
Cristian Llanos-Lagosらは中距離および長距離ランナーにおける筋力トレーニング方法のパフォーマンスおよびその決定要因に与える効果を比較、検討した。
この論文は『Sports Medicine』に2024年に掲載された。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38627351/