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妊娠中及び産後の女性の体重管理に介入する効果について

ポイント

・生殖年齢の女性の約半数が太り過ぎまたは肥満であり、全ての年齢の男性と比較して大幅な体重増加のリスクが高いとされる。
・過度な妊娠体重増加と、増加した状態の産後体重保持は、長期的な肥満になる可能性があり、糖尿病・メタボリックシンドローム・心血管疾患などの状態を発症するリスクも同時に増加する。
・食事、身体活動、その両方を含む介入を7278人の妊娠中の女性に行い、全ての介入が過度の妊娠体重増加の減少に効果的であることを示した。

はじめに

25〜34歳の女性はどの年齢の男性と比較しても大幅な体重増加のリスクが高く、その中でも妊娠中の過度の体重増加が、出産後の長期肥満に大きく関与している。
子供を1人出産すると女性の5〜10年の肥満発生率が2倍になり、過度の妊娠体重増加と産後の体重保持は母親、赤ちゃん、また将来的な妊娠や健康にも大きく関与する可能性があるとされる。

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