ポイント
・子宮筋腫(UF)は、女性に最も多くみられる
良性骨盤腫瘍であり、
30~44歳の患者の60%以上が罹患している。
・UFの約30%は、定期的な骨盤検査や
他の疾患のスクリーニング時に偶然診断される。
・約79%の患者が手術を避けたいと希望し、
半数以上の患者が子宮温存を望んでいる。
はじめに
一般的な症状には、異常子宮出血(AUB)、
過多月経(HMB)、骨盤痛、
腫脹症状、不妊症などがあり、
患者の生活の質(QOL)に影響する。
治療法には薬物療法(非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や
トラネキサム酸などの対症療法)、
外科的治療(子宮筋腫摘出術などの妊孕性温存治療、
または子宮全摘出術)、放射線的治療(子宮動脈塞栓術、
高密度焦点式超音波)などがある。
AUB/HMBで入院する女性の多くが
子宮筋腫が原因となり、
子宮摘出術全体の約30%を占めるなど
医療負担も大きく、医療費の増大要因にもなっている。
この論文は2024年4月29日に
Fertility and Sterilityに掲載された。
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