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グレードIおよびIIの急性足首捻挫に対する理学療法と従来の治療:試験逐次分析およびメタ分析

ポイント

・足関節捻挫はスポーツ外傷で最も一般的な損傷の一つであり、
再発率が高く慢性不安定性に移行するリスクがある。

・これまでの治療では安静や固定を中心とした
保存的アプローチが一般的だったが、
早期からの理学療法(Physical Therapy:PT)が
回復促進に有効であるという報告が増えている。

・本研究は、グレードIおよびIIの急性足関節捻挫において、
理学療法が従来治療(安静・RICEなど)に比べ
どの程度有効かを定量的に検証した最新のメタ解析である。

はじめに

近年は、受傷早期からの運動療法、関節可動域訓練、
バランス練習などの理学療法的介入が推奨される傾向にある。

しかし、これらの介入効果を定量的に
比較検討した統合研究は限られていた。

Changsen Yangらは、既報のランダム化比較試験を対象とした
メタ解析および試験逐次解析を行い、
理学療法の有効性とエビデンスの確実性を検証した。

この論文は
「Journal of Orthopaedic Surgery and Research」に
2025年9月29日に掲載された。

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12481793/?utm_source=chatgpt.com

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