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野菜摂取量と月経前症候群の関連:看護師を対象とした症例対象研究

ポイント

・PMSのある女性とない女性で野菜の摂取量を比較した症例対象研究である。

・PMSを持つ女性では野菜の摂取量が有意に少ない傾向が見られた。

・ブロッコリー、キャベツ、ほうれん草、トマトなど抗酸化作用の高い野菜がPMS軽減と関連しているとされる。

・野菜に含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維はホルモン代謝や神経系に作用しPMS症状に予防的な役割を果たす可能性があるとされる。

はじめに

月経前症候群(PMS)は、出産可能年齢女性の20~40%に見られる一般的な症状であり、日常生活や仕事に支障をきたすことも少なくない。

PMSの症状緩和にや予防には薬物療法以外にも、食生活や栄養介入の関心が高まっており、この研究ではイランの看護師300名を対象に、PMSの有無による野菜摂取の違いを比較し、PMSと食生活(特に野菜摂取)の関係を明らかにすることを目的としている。

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