ポイント
・サッカーは高強度の断続的なスポーツであり、多様なエネルギー要求に対応する必要があり筋グリコーゲンの枯渇や低血糖が起こると疲労を起こしていく。
・適切な栄養戦略をとることで疲労を相殺し、パフォーマンスを向上させるために不可欠である。
・トレーニングと競技の両方におけるエネルギーコストを考慮し、適切なエネルギー摂取量を確保する必要がある。
はじめに
サッカーは、低強度と高強度の活動を交互に繰り返す、非常に要求の厳しい断続的なスポーツで、ポジションによって異なりはするが、1試合当たり約11キロ走り、その走った距離のうち、約60回のスプリントが行われています。
試合後半や負荷の高い時間帯にはパフォーマンスが低下する傾向がありそのため筋グリコーゲンは試合前に比べ、試合後は約43%まで枯渇し試合後24時間経過しても大幅に減少したままになっていることがわかっているため、栄養とトレーニング両方の観点から適切な準備が必要である。
この論文は2022年2月4日にnutrientsに掲載された。