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マウスにおけるアルコール誘発性肝障害に対するレモンジュースの保護効果

ポイント

・慢性的なアルコール摂取は肝障害を引き起こす可能性がある。
・レモンジュースを投与すると、マウスのアルコール誘発性肝障害に対する肝保護効果を発揮することがわかった。
・レモンジュースが 慢性的なアルコール摂取による肝障害の予防及び治療のための潜在的な栄養補助食品であることを示した。

はじめに

アルコール乱用やアルコール依存症は世界中で深刻な健康問題や社会経済問題を引き起こす可能性があり、慢性的な過度のアルコール摂取は、胃腸障害・膵炎・アルコール性肝疾患・神経障害・糖尿病・癌など様々な症状を引き起こし、アルコール性肝疾患は、慢性肝疾患の主要なタイプであり、肝硬変や肝臓がんに進行する可能性がある。
レモンは、抗酸化作用を持つポリフェノールやビタミンが豊富な果物で、抗がん作用、抗菌作用、脂質低下作用、心血管疾患に対する保護作用など、様々な健康効果があることが示されている。

この論文は2017年4月16日にBioMed research Internationalに掲載された。

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