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2026年春の花粉シーズン到来―薬だけに頼る対処法は本当によいのか?

2月上旬から花粉シーズン開始、東日本・北日本は例年より多い予測

日本気象協会が2026年1月15日に発表した春の花粉飛散予測(第3報)によれば、まもなく花粉シーズンが到来する。2月上旬には九州や中国・東海・関東の一部でスギ花粉の飛散が始まり、早い所では2月下旬から飛散のピークを迎える見込みだ。

地域別の飛散開始時期とピーク

スギ花粉の飛散開始

スギ花粉の飛散開始時期は以下の通り予測されている:

  • 2月上旬:九州、東海などで飛散開始
  • 2月中旬:九州から関東の広い範囲
  • 2月下旬〜3月中旬:北陸から東北

この先、2月にかけての気温は平年並みか高く、寒暖の変動が大きいため、暖かい日には花粉がわずかに飛び始める可能性がある。飛散開始時期は、ほぼ例年並みだが、東北では3月の気温が高い予想で、例年より早い所もあるという。

花粉飛散のピーク時期

地域・種類ピーク時期
スギ花粉(早い地域)2月下旬〜
スギ花粉(広範囲)3月上旬〜中旬
ヒノキ花粉3月下旬〜4月上旬

※モバイル表示対応

スギ花粉の飛散ピークは、早い所では2月下旬から始まり、広い範囲でピークとなるのは3月上旬から中旬の見込み。ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、ピークの時期はスギ、ヒノキとも例年並みとなっている。

2026年春の飛散量は地域差が顕著

2026年春の花粉飛散量は、西日本では例年並みの所が多い一方、東日本と北日本では例年より多く、非常に多い所もある見込みだ。

この背景には、2025年夏が全国的に高温・多照で、雄花が形成されやすい気象条件となったことがある。また、2025年春(前シーズン)の花粉飛散量は西日本で例年より多く、東日本と北日本では少ない傾向だった。飛散量が多い翌年は雄花の形成が抑えられるため、2026年春の花粉飛散量は前シーズンと比べ、西日本では広い範囲で減少する。一方、東日本と北日本は前シーズンより多く、非常に多い所もある見込みだ。

花粉症患者の増加と深刻化

環境省の花粉症環境保健マニュアルによれば、日本人の約38.8%がスギ花粉症に罹患しており、国民の3人に1人以上が花粉症に悩まされている計算になる。特に東日本と北日本では今春の飛散量が例年より多い予測であり、これまで以上に症状に悩む人が増える可能性がある。

対処法の選択肢―薬物療法が最善なのか

花粉症対策として、多くの人が抗ヒスタミン薬や点鼻薬といった薬物療法を選択している。厚生労働省の花粉症特集ページでも、薬物療法は花粉症治療の中心的な位置づけとなっている。

しかし、薬物療法には眠気や口渇といった副作用が伴うケースも多く、長期間服用することへの不安を抱える患者も少なくない。また、症状を一時的に抑えるだけで、根本的な体質改善にはつながらないという指摘もある。

近年では、薬物療法以外にも、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)、鼻粘膜への手術的治療、さらには鍼灸治療や生活習慣の改善といった多様なアプローチが注目されている。

医療従事者の視点から考える花粉症対策

柔道整復師、鍼灸師、理学療法士、スポーツトレーナーといった医療系国家資格者の中には、花粉症に対して東洋医学的アプローチや自律神経調整、体質改善を提案する専門家も増えている。鍼灸治療では、鼻粘膜の炎症抑制や自律神経のバランス調整を目的とした施術が行われ、一定の効果が報告されている。

また、適度な運動や睡眠の質向上、ストレス管理といった生活習慣の改善が、免疫システムのバランスを整え、花粉症症状の軽減につながる可能性も指摘されている。

薬だけに頼る選択は最善なのか?

花粉症の悩みが本格的に増えてくるこれからのシーズン。多くの人が薬局やクリニックで薬を手に入れ、症状を抑えることに専念するだろう。しかし、それは本当に最善の選択なのだろうか。

薬物療法は確かに即効性があり、症状を速やかに抑える効果がある。しかし、副作用のリスク、長期服用への懸念、根本的な体質改善につながらないという課題も存在する。一方で、鍼灸治療や生活習慣の改善といったアプローチは、時間はかかるものの、身体全体のバランスを整える可能性を秘めている。

医療系国家資格者として、身体の専門家として、あなたなら花粉症にどう向き合うべきだと考えますか? 薬で症状を抑えることだけが解決策なのか、それとも他のアプローチと組み合わせることで、より根本的な改善を目指すべきなのか。

2026年春の花粉シーズンが始まる今、改めて花粉症対策のあり方について考える必要があるのかもしれない。


参考情報


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著者:ミラウェルの中の人
mirawell メディアディレクター

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ミラウェルのメディアディレクター
これまで、約130を超えるセミナーコンテンツの
プロデュース/制作/集客/ディレクションを担当。

<保有資格>
・柔道整復師
・NSCA-CPT
・JADP認定スポーツメンタルトレーナー