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睡眠時間と食生活と糖尿病の関係性

Point

・スウェーデンのUppsala大学のDiana Aline Nogaらは成人の健康的な食生活と睡眠時間が2型糖尿病発症のリスクと関連性があるのかをコホート研究を行った結果として発表した。
・1日の睡眠時間が6時間未満の人は7〜8時間の人に比べて糖尿病発症リスクが高いことが判明した。
・睡眠時間が短い人は健康的な食生活をしていても発症リスクが高い。

 

はじめに

スウェーデンのUppsala大学のDiana Aline Nogaらは3月4日、睡眠時間と食生活が2型糖尿病の発症リスクにどれだけ関連性があるのかをコホート研究をおこなた結果を発表した。

この研究は、米国医師会が発刊するインパクトファクター13.8のJAMA net openに掲載された1)

睡眠時間と食生活が糖尿病の発症リスクに関連性を持っているか検討

学生、労働者、未成年、成人問わず、近年ではスマートフォンの普及などにより睡眠時間が減少している傾向がある。1日の睡眠時間が7時間未満の割合も高くなっており、この状態はいわゆる睡眠時間が短いと称される。
今回紹介する文献の中には2020年の行動危険因子監視システムによるとアメリカの成人の3割を超える人数がショートスリーパーであるという報告も挙げられている。
また、和食文化は世界に誇るヘルシー料理ということは周知の事実かもしれないが、その裏腹には、身近・安価で手に入りやすいファストフードや洋食の日常化によって、我々日本人の食生活というものは変化していっている。
食生活が糖尿病の発症に影響を与えることはいわずもがなだが、本研究では、睡眠時間に特にフォーカスした研究を行っている。
生活習慣病という呼び名が定着してから年数が経ったが、ヘルスケアの流行に負けじと予備軍と呼ばれてしまう人数もまだまだ我々の中には潜んでいるだろう。

長期間にわたる睡眠不足は、さまざまな健康リスクと関係している。
先行研究から、7時間未満の睡眠時間では、2型糖尿病の発症リスクが高まるという裏付けも数多く存在する。

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