ポイント
・Hatice Kübra Barcın Güzeldereらは月経障害を持つ女性とそうでない女性の食習慣・栄養摂取の違いを比較した。
・その結果、月経障害のある女性は健康な女性に比べてタンパク質、ビタミンK、ビタミンB3、ビタミンB5、ナトリウムの摂取量が少なく、糖分の多い食品や飲料を頻繁に摂取していることが分かった。また、月経障害のある女性は健康な女性に比べて1日3食摂っている割合が少なく、エネルギー、ビタミン、ミネラルなどの多くの栄養素がトルコ栄養ガイドの推奨値より低いことが分かった。
はじめに
先行研究では、規則的で健康的な月経には栄養状態が深く関与することが報告されているが、これまでの研究では特定の栄養素と月経障害の関係は個別に調査されてきたものの、女性の食生活全体と月経障害の関係を広く分析した研究は少ない。そこで本研究は月経障害を持つ女性とそうでない女性の食習慣・栄養摂取の違いを横断的に比較し、より包括的な理解を深めることを目的としている。
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