昨今の新型コロナウイルス感染症の流行により、リモートワーク環境の推奨や、健康志向水準の向上から健康産業の需要が高まりを見せている。
経済産業省が析出した市場予測によると、ヘルスケア産業(健康保持・増進に働きかけるもの)の市場規模は16年時点で9.2兆円に達し、25年においては12.5兆円に達すると推測されている。(1)
また、「消費トレンド2040市場予測」にて取り上げられた、象徴的な15の新たな消費市場にも、「デジタルBOP市場」や「メタワーク市場」に並び、身体・精神の健康に加え、社会的・環境的健康を基盤に、輝く生き方をデザインすると定義される「ウェルネス市場」が選出されていることも興味深く、「健康産業及びそれに属する産業」に対する、将来的な成長期待が垣間見える。(2)
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